電子書籍の外側

電子書籍以外の事をつぶやきます。所属組織の見解ではないことはお約束です

新入学!子供にスマホをもたせても良いの?

総務省の発表によれば、高校1年生のスマホ率は80%を超えるそうです。

そんな中、先日、4月から子供が中学校に上がるパパたちと飲んだ時に

 「子供にスマホ持たせるの心配だし、持たせても大丈夫なの?」

 と質問を受けました。

 その時は説明も長くなるので、

 「(ちゃんとした使い方ができないのであれば)スマホはやめておいたほうが良い」

 と答えました。ただ、この言い方だと正確性にかけるので、最近の中高生のスマホの使い方と、ガイドが思うスマホとの関わり方について少し、述べたいと思います。

 

スマホを子供に持たせて大丈夫なの?

LINEがやり玉にあげられることが多いと思いますが、私個人としてはLINEというツールが悪いのではなく、その使われ方が問題だと考えています。スマホは適切に使えばそんなに問題ないにはならないと思うのです。

まず、スマホを持たせることによる悪影響として思い浮かぶこととしては、

・いじめ

・見知らぬ人との出会い

・有害サイトへのアクセス

といったことが考えられます。 

いじめについてはスマホがツールとして使われるということであり、そもそも問題はソコじゃないと思います。いじめ問題についてはこのエントリーの趣旨と違いますので、All Aboutの各ガイドさんの記事を読んでいただきたく思います。

[いじめ問題・対策] All About|いじめ問題、いじめ対策について紹介。

ここで重要なのは、23で、特に2について話したいと思います。 

SNSアカウントの数が増えるたびに危険度が上がる

いま、ネットの中高生を観察していると、複数のSNSアカウントを持っています。特に中高生が積極的に利用しているSNS 

LINE

Twitter

Skype

Candy

 

になります。(ツイキャスやpixiv、ニコ動というのが有りますが後で述べます) 

LINEに関してはクローズドなSNSなので、基本的に実際に知っている人以外とは繋がれません。なので、LINEID等を適正に管理していれば、知らない人と出会うといったことはありません。 

気をつけないといけないのは、子供がTwitterアカウントを作った時です。

Twitterは基本的に全世界にオープンになっているため、誰とでも繋がることが出来ます。中高生は色々な人と沢山つながって、自分のツイートがその人のお気に入りに登録されたりすることを楽しみにしていたりします。Twitterで色々な人と話して、交流し、その後、オフ会(実際に会って話したり遊んだりすること)になります。 

オトナとも繋がれるため、Twitterからオフ会を経て26歳の社会人と中学生が付き合いだすということも、実際にあります。

 Twitterを使っている中高生は、LINEで自分のアカウント情報を含んだQR(コード)を作成、それをツイートしてLINEの友達を増やしています。現在LINEは未成年のID検索ができなくなったので、一安心と思っている親も多いと思いますが、このような方法やLINEID掲示板でQRをさらすなどの方法を使えば、知らない人ともLINEの友達になることができるわけです。。

また、同様にSkypeIDTwitterで交換することが多く、Skypeアプリでテレビ電話をしていたりします。テレビ電話なので、色々問題のある動画を流すこともあるようです。

 さらに、Twitterアカウントを使えば、ツイキャスやpixivCandyといったコミュニティサイトとの連携ができます。

ツイキャスは生放送ができるサービスで、例えば、中学生が自分の部屋から自分を映していたりします。それを世界中のみんなが見ているわけですが、顔も本名もどこの中学校かも晒して放送している人も多く、かなり危険です。

 Candyについてはこちらの記事を御覧ください。

ガールズブログ“Candy”に集う新世代女子のネット自意識がアブナい? | All About News Dig(オールアバウト ニュースディグ)

このようにTwitterを使えば、色々なSNSIDを交換したり、知らない人とコミュニケーションを取ることができるわけです。

 

スマホをどう使うかが問われている

確かにスマホは便利で、manaveehttp://manavee.com/)の様な無料動画での授業サイトや、Studyplushttp://studyplus.jp/)の様に勉強のモチベーションを高める事に使えるものなど、有意義に使えるものもあります。

結局のところ、インターネットを使う上でのお約束である、

・個人情報は書き込まない

LINEなどのSNSIDを書き込まない

・ネットで知り合った知らない人に会いに行かない。どうしても会いに行く時は親同伴

・親が子供の閲覧履歴を確認できる様なコミュニケーションを取る

・フィルタリング・ウイルス対策ソフト等をインストールする

が守られるのであれば、スマホは使っても問題ないと思います。

問われているのは、「親が子供たちのインターネットの実際の利用をどのように管理するか?」というところでしょう。よくわからないから、怖いというのはあると思いますが、基本的なことを抑えればスマホを持たせることと、今までの携帯電話 (ガラケー)と変わらないと思います。

特にLINEについては実際に知っている人だけにすればコレほど便利なツールはありません。迷惑メールもないし、キャリアを変えても問題ない、家族グループなどを作ると家族コミュニケーションが促進される等すごく便利です。ガイドも従兄弟グループで従兄弟たちとのコミュニケーションがより促進されました。

今後、スマホなどのデバイスもその上で使われるサービスも、どんどん進化していきます。

数年前はプロフが中高生の間で大流行しましたが、今は流行っていない様に、今後どんなサービスが流行るかわかりません。親として、どんなサービスが流行っても、インターネットのお約束の上記5つを守ればある程度は対応できると考えています。