ヤフーグループ終了に伴う子育て世代への影響
■スマホファースト・爆速で進むヤフー
すでに既報ですがヤフーグループが終了します。
ヤフーはスマホファースト・爆速のを合言葉にスマホシフトを敷いています。
ヤフーと言えば、日本国民のインターネットポータルと言っても過言ではなく、何かしらのヤフーサービスを利用している人は多いと思います。
ヤフーはヤフーにさえアクセスできれば、インターネットでできることすべてが事足りる総合百貨店、、、今で言うとイオンショッピングセンターではないでしょうか?
ヤフーはITリテラシーのそれほど高くない人たちの利用も多いですし、ガラケー時代のブックマーク率からみても、お年寄りから子供までヤフーを利用しています。
そんなヤフーがスマホファースト・爆速の掛け声でスマホシフトを敷いています。
■今回のヤフーグループ終了に伴う子育て世代への影響
ヤフーグループの中で子育て世代が最も使っていた機能はメーリングリストではないでしょうか?
今回のヤフーグループ終了に伴い各地の幼稚園、保育園、PTA、学童でメーリングリストをどうするか?という話が盛んに行われているようです。
「ヤフーグループが終わるのでどこか代わりのメーリングリストや代替のサービスを知らないでしょうか?」
という、今年度のヤフーグループ管理を任されたママやパパの声が聞こえてきます。
ヤフーという圧倒的な信頼のブランドと認知度でヤフーのメーリングリストならということで、皆さんヤフーグループを利用したていたと思います。
今後、各種連絡をどのように行うか?PTA、父母会など子育て世代は各地で話し合っていると思います。
■代替サービスがどこまでITリテラシーを担保するか?
代替サービスとして、
- LINEグループ
- サイボウズLIVE
等が浮かびます。
LINEグループは一部の幼稚園のPTAで活用されている等話をききますが、色々な立場の保護者いる中、まだまだガラケーを利用している保護者もいるような公教育の場には合わないと思います。
そんな中、いち早くサイボウズLIVEが代替サービスとして名乗りを上げました。
Yahoo!グループからサイボウズLiveへ移行を検討中の皆さまへ
現在、私は遠隔地の人たちとコラボ的なことをやっているので、サイボウズLIVEを利用していますが、子育て世代がサイボウズLIVEに移行するにはかなり厳しいと思っています。
サイボウズLIVEはまず会員登録というハードルがあり、ITリテラシーのそれほど高くない人たちがまずそこでつまずきます。
ただでなくても、大変なPTAや保護者会の役員がそのようなBI的サポートを行うのは敷居が高いと思います。
また、PTAや保護者会の役員等をした経験がある人達はわかると思いますが、まだまだ、ガラケーを利用している保護者も多く、会員登録やサイトにアクセスして何かしら見なければいけないような仕組みはかなり障壁が高いのです。
ヤフーグループがここまで活用されたのはガラケーユーザーの保護者がメールで投稿でき、メールで情報を受け取れ、何かを見ようとした時にメールにURL付いて来るというインターフェースのお陰です。
プッシュ型でないと色々な状況の保護者がいる中でITインフラを共用するのはかなり難しいと思っています。
サイボウズLIVE初期のユーザミーティングに参加させていただいた時に、私は
「確かにすごくいいサービスだが、PTAや父母会などの保護者の集まりでメールは使えるがインターネットを使えない人もかなりいるのでなかなか親として使うのは厳しい」
と伝えた記憶があります。
サイボウズは以前から社員のWLBに積極的で子育てと働き方について色々な人事施策をしているそうですが、社内のパパ・ママはまだそこまでPTAや父母会に参加するような感じではないのでしょうか?そこで情報交換したものがフィードバックされているのでしょうか?
■子育て世代だからってITリテラシーが高いわけではない
今回、ヤフーグループは一人ITリテラシーが高い人がいればメーリングリスト機能を使えたという点が子育て世代に都合が良かったのです。
最近のサービスに共通している
twitterやfacebookログインできるので簡単です!
というのもありますが、そもそもtwitterやfacebookを登録していない、LINEはスマホじゃないからやってない。という親も多い中、電話並みに普及したインフラである携帯メールを利用した保護者間のコミュニケーション基盤が必要なのではないでしょうか?
ともすれば、ITサービスはイケてるスマートなスマホサービスに向きがちですが、情報のバリアフリー化という意味でもう一度メールと言う仕組みを見直すきっかけになればいいと思います。
何が言いたいかというと、ホント困っているんです!
ガラケーを使っている保護者が1/3とかいる中でメールと電話は使えるという中で、代替サービスへどのように移行していくか?
各地のPTAや保護者会のIT担当者の苦悩が聞こえてきます。
そういった解決の名案がありましたらはてブでコメント入れてください。